災害情報ネットで配信 県、4月から 2007年02月24日
県は4月から、県内の災害情報をインターネットで伝える「県防災ポータルサイト」を立ち上げる。地震などの災害情報や、避難所の設置状況などがわかる。希望者の携帯電話やパソコンにメール配信するサービスも始める。県消防地震防災課は「いざという時や、日頃の備えに利用して」と話している。同サイトのアドレスは3月末ごろ、県のホームページなどで公表される。
同サイトでは、津波や大規模火災などの発生状況や、避難勧告が出ている地域を表示。避難所や通行止めの場所もわかるようにする。また、防災対策や防災教育に使える情報も掲載していく。
携帯電話やパソコンのメールアドレスをサイト上で登録すれば、気象警報や地震情報などについてメール配信(無料)も受けられる。
同サイトでは、各市町村や消防などから集めた情報を県が提供する。県は「素早い情報提供を目指したい。被害状況や避難場所の設置状況などについては、民間のサービスよりも早く提供できる」としている。
03年から大学教授などで構成する検討委員会が同サイトの設立などを議論してきた。06年に「県防災情報ターミナルちば整備事業計画」を策定。県が開設に向けて準備してきた。