微弱地震、愛知東部で頻発…東海地震の想定震源域近辺 (読売新聞)
国の地震防災対策強化地域判定会は30日、東海地震の想定震源域に近い愛知県東部で1月16〜22日の間に微弱な地震を計140回観測したと発表した。
地震の規模は、マグニチュード0・3〜0・8。愛知県東部の蒲郡、静岡県西部の佐久間などの「ひずみ計」設置地点で、微小なひずみも観測された。地震発生場所の直下にあるプレート(岩板)の境界で、岩板がゆっくりと滑る「スロースリップ」と呼ばれる現象が、短期的に発生したことが原因とみられる。
同判定会は「東海地震にすぐつながるものとは考えていないが、因果関係を含め、監視を続けていく必要がある」としている。
[ 2006年1月30日20時44分 ]