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[No.49] 松戸市消防局 管制システムダウンを想定(千葉日報) 投稿者:   投稿日:2006/03/01(Wed) 16:04:21
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千葉RBでも商用回線が使用不能を想定した訓練を考えないと。。。。

2006/3/1付け千葉日報より
松戸市消防局 管制システムダウンを想定

実際に停止させ対応訓練

 東京証券取引所や羽田空港などで昨年から相次いだ大規模管制システムトラブルを受け、松戸市消防局は二十八日、消防指令管制システムを実際に停止させた「障害発生時対応訓練」を実施した。訓練では管制員が無線を使い、各消防車両に的確に肉声で指令。同消防局によると、「実際にシステムをダウンさせた訓練は県内でも初めて」という。

 同システムは二〇〇〇年四月、消防車両や人員の配置・出動が的確にできるシステムとして全国で初めて導入。一一九番通報とほぼ同時に消防局コントロールパネル上に通報場所が地図表示。各車両では搭載したナビゲーションシステム上に災害地点が表示され、細かな位置確認なしに現場に急行できるのが特徴。導入以来一度も停止したことはない。

 訓練は市内一局十消防署約三百人を対象に実施。午前九時、同消防局指令管制室のシステムを実際に停止。これにより通報場所の特定、自動音声指令、各車両の動きや現在位置、車両からの医療機関検索などの機能が使えなくなった。管制室内では地図端末を除いた画面が消えると、管制員はすぐに旧来の無線による指令に切り替え、市内全消防車両の動きを把握するための車両一覧表を張りだした。

 直後の同三分、松戸東警察署で食堂火災、さらに同七分、矢切の渡し駐車場車両火災と相次ぎ訓練通報。管制員は地図端末を使い火災現場を把握すると、二つの無線チャンネルを使い分けながら肉声で各消防署に指令。各車両では災害地点がナビゲーションシステムに表示されない中、無線で管制室と連絡を取り合いながら現場に向かった。

 訓練後、同消防局では「無線交信も良好でスムーズにできた。各車両では日ごろの消火栓点検などで道路・建物状況を把握していたのが良かったのでは」と話していた。