三宅島「どるふぃん」ありがとうの会参加報告
(丸山副代表)



3/20、大妻女子大学で行われた三宅島自主保育サークル「どるふぃん」の終了式、「ありがとうの会」に参加してきました。

事実状の支援の撤退と言うことで、まだまだやる事はあるのではとの思いで会場に向かいました。
しかし式が進んで行くとその思いは次第に変わっていきました。会場は明らかに支援を受けている方々より、支援をしているボランティアの数の方が多いのです。
昨年のクリスマス作戦や会場に貼られている写真の子供の数からもっと居るはず。なぜ参加しないのだろうか。会場が遠いからなのか。

地元の新聞記者が、私達RBに興味を持ち今回の活動の件でインタビューしたいと行ってきました。彼等は神奈川RBの渡辺氏になぜ支援を打ち切るのかと質問しました。その質問に対し渡辺氏は、「本当はもっと早く撤退すべきで今回の決断は少し遅すぎたんんだ」。
新聞記者、意表をついた解答に驚き「えっ?」
渡辺氏は続ける「三宅島の現状から考えて島民が島に帰れるのは非常に難しい。よって彼等は、今住んでいる所でこれからもずっと生活して行かなければならないんだ。
これから大事なのは彼等が早くその環境に溶け込むことであり、その為には彼等自身が努力して行かなければなりません。私達ができるのはそうした状況をつくる事です。その手段の一つが支援の打ち切りなのです。」

この話しを聞いて私の疑問は解けました。参加しなかった彼等は既に自らの力で卒業(支援からの)したのだと。そして更めて神奈川RBの山本、渡辺の両氏のどるふぃんの活動に対する支援の思いが伝わってきて、頭が下がりました。

式の終わり頃に、どるふぃんの子供達から私達ボランティア一人一人にプレゼントが渡されました。私も貰い、ちょっとジーンと来てしまいました。

最後に三宅島の島民の皆さんが、現環境の生活に溶け込んで行くことを祈ってます。



もどる